3月14日 メキシコ戦の観戦記
こちらの周りには日本人も結構いました。アメリカ人は、イチロー観たさに来ていたようで、イチローに声援を送る人が結構いましたね。アナハイム・エンジェルズは、西地区ではシアトル・マリナーズの敵方ですが、イチローのファンも結構いるのでしょう。 相手三塁側ベンチ裏の客席はメキシコ人ばっかりだったのでしょうね。本当にアメリカって世界中の人たちがいるものですね。というか、メキシコは国境がすぐそこなので、みんなで応援に来たのでしょうか。 アメリカ戦では、アメリカチームの選手も日本チームの選手もよく見えましたが、 とにかく今回は、目の前で日本チームを応援できました。しかも前から5列目でしたし。こんな感じの場所でした(こちらがその写真)。目の前で日本が誇るドリームチームを観ることができたのは、いい経験。しかもイチローや松坂が手を伸ばせば届きそうなところにいるのですから。
試合開始!韓国が日本、アメリカ、メキシコに勝ちましたから、決勝トーナメント進出が決りました。日本はアメリカ戦に負けた後で、もう後がありません。しかし、この試合は凄かったですね!何がって?いえいえ、松坂です!
凄いよ、松坂!!!
初回の攻撃が終わり、選手が守備に就きますが、真っ先にベンチを出てきて、ノッシノッシとフィールドに歩いてくる人がいました。はじめは、体格がいいのでアメリカ人の清掃の係員かと思いましたが、ジャパンのユニホームですし背番号が18です。松坂でした!がっしりした下半身をしていました。まるで相撲取りのように思えました。そうとう鍛え上げられたものでしょう。毎回、守備につく際には、真っ先にベンチを出てきました。気合が入っています。 とにもかくも、この人は凄かった。全く撃たれる気配が感じられません。レベルが違うのです。先日見た、アメリカ代表の先発ピービーにしろ、上原投手にしろ、松坂の貫禄には到底敵わないな、という印象でした。「撃てるものなら撃ってみろ!」とでもいうような気迫を背中から感じます。その気迫がスタジアム全体を支配しているとでもいうくらい、ゲームを支配していました。これは、わたしのボールパークにいてまじかで感じた印象です。テレビでは分からない部分かもしれません。実際に、メキシコの選手は、まったくかすりもしない、という感じでしたから。 まず、球が速いのは誰もが承知のことなのですが、その速球が打者の目の前で伸びるんです。ギューンと音を立てるように打者の手元で伸びます。それと、クイックモーション。小刻みなスローイングなので、打者はタイミングを取るのが難しいのではないかと思いました。わたしも個人的には、メジャーリーグを毎年ヤンキースタジアムに見にいっていますので、結構いい投手をたくさん向こうで見てきました。クレメンスやマリアノ・リベラ、ムシナなど見てきましたが、メジャーの投手でもこのレベルの投手はそうそういないと思います。クレメンス(メジャー300勝)に比べると経験は半分もありませんが、度胸といいスピードといい負けていません。松坂はメジャーでも充分通用することが、このWBCの舞台でも証明できたと思います。 このWBCの二次リーグのように、後のない試合は、まさにプレイオフのようなものです。そのような舞台で気負うことなく堂々と自分のピッチングをしていたのだから、凄いと思います。今後の活躍を追いかけたいものです。
回帰録松坂のレベルの高い好投もあり、日本ははじめて勝ち星を得ました。メキシコは、LAドジャースのガルシア・パーラーが出場していれば、もう一枚層の厚いチームができていたはずですが、ガルシア・パーラーは故障のため、出場していませんでした。日本と世界のレベルの差って、本当に紙一重ということもわかりました。対アメリカ代表との試合だって、実力では勝っていたわけですが試合では負けました、韓国にはリーグで2回も負けました。本当に紙一重の差で負けるときは負けます。何が要因なのかって、それは、やっぱり意識なのでしょうね。意識の差が紙一重の差だと感じます。今日の試合は、松坂の意識が、打てるものなら打ってみろという投球が勝利の流れを作った、という印象でした。
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